MIMITOTE

サポートガイドライン

Support Guidelines
クエストスフィア株式会社
MIMITOTE事業部

施行日:2026年10月1日
文書番号:MT-GL-SUPPORT-001
版数:第1版

本文書はMIMITOTEサポート業務に関わる全スタッフ・サポーター・ドクターに適用されます。

Confidential — クエストスフィア株式会社

第1章 はじめに
INTRODUCTION

1.1 ガイドラインの目的

本ガイドラインは、MIMITOTEが提供するペットライフサポートサービスにおいて、すべての相談対応が一定の品質と倫理基準を満たすことを目的として策定されたものです。

本ガイドラインにより、以下を実現します。

1.2 適用範囲

本ガイドラインは、以下のすべての関係者に適用されます。

対象者 説明
運営スタッフ クエストスフィア社員およびMIMITOTE事業部の業務委託者
サポーター 一般サポーター、シニアサポーター、PROサポーターの全ランク
ドクター MIMITOTEに登録された獣医師(オンライン相談担当)
ライフコンシェルジュ(LC) サポート全体の品質管理・エスカレーション対応を行う管理者

1.3 MIMITOTEの理念

すべてのサポート活動は、MIMITOTEの理念に基づいて行われます。対応に迷った際は、常にこの理念に立ち返ってください。

「大丈夫。あなたとここにいる。」
ペットと暮らす人々が、不安や孤独を感じることなく、いつでも支えを感じられる場所であること。
それがMIMITOTEの存在意義です。
基本原則 私たちは「専門家」である前に「寄り添う存在」です。正しさだけでなく、温かさを持って対応することを忘れないでください。
第2章 サポートの基本姿勢
FUNDAMENTAL ATTITUDE

2.1 傾聴・共感・受容

サポート対応の最も重要な基盤は「傾聴・共感・受容」の3つの姿勢です。相談者が話し終えるまで遮らず、感情を受け止め、その気持ちを言語化して返すことで、安心感を提供します。

姿勢 具体的な行動
傾聴 相手の話を最後まで聞く。途中で解決策を提示しない。 「もう少し詳しくお聞かせいただけますか?」
共感 相手の感情を言語化し、理解を示す。 「それはとてもご心配ですよね。」
受容 判断せず、ありのままを受け入れる。 「そうお感じになるのは自然なことです。」

2.2 否定しない対応

飼い主の選択や判断を否定する言葉は、いかなる場合も使用しません。たとえ医療的に最適ではない選択をされている場合でも、まず気持ちを受け止めた上で、情報提供という形でサポートします。

禁止フレーズ例 「それは間違っています」「なぜもっと早く病院に行かなかったのですか」「普通はそうしません」
→ 代わりに:「別の選択肢としてこのような方法もあります」「今からでもできることがあります」

2.3 飼い主の気持ちに寄り添う

飼い主はペットの状態だけでなく、自分自身の不安・罪悪感・孤独感を抱えていることが少なくありません。表面的な相談内容の奥にある感情に気を配り、必要に応じて気持ちのケアも行います。

2.4 医療行為との境界の認識

サポーターが行うのは「情報提供」と「心理的サポート」であり、診断・治療の助言は行いません。医療に関する相談はドクター相談への案内を基本とします。

2.5 守秘義務

相談内容、個人情報、ペットの病歴等は、すべて厳格な守秘義務の対象です。業務上知り得た情報を第三者に漏洩した場合は、ガイドライン違反として処分の対象となります(第9章参照)。

第3章 相談対応の品質基準
QUALITY STANDARDS

3.1 テキスト相談

テキスト相談は、MIMITOTEのサポートにおいて最も利用頻度の高いチャネルです。以下の基準を遵守してください。

項目 基準
初回応答時間 48時間以内(営業時間ベース)。24時間以内を推奨。
文面の品質 丁寧語を使用。絵文字は適度に(1メッセージにつき1〜2個まで)。
内容の具体性 抽象的な励ましだけでなく、具体的なアドバイスやリソースを提示。
フォローアップ 相談終了後、3日以内にその後の状況確認メッセージを送信。
記録 対応内容をシステム上に記録。次回対応者への引き継ぎを考慮。
テキスト対応のポイント テキストでは表情や声のトーンが伝わりません。言葉の選び方に十分注意し、冷たい印象を与えないよう心がけてください。文末に「お気軽にまたご相談ください」等の一言を添えることを推奨します。

3.2 Zoom相談

Zoom相談は、より深い対話が求められる場面で提供されます。以下の運用基準を守ってください。

項目 基準
開始時間 定時開始を厳守。5分前にはZoomルームで待機。
所要時間 30分を厳守。延長が必要な場合は次回予約を案内。
環境 静かな場所、適切な背景、安定した通信環境を確保。
カメラ 原則ON。相談者側はOFFも可。
フォローアップ 相談終了後24時間以内にお礼と要点まとめをテキストで送信。

3.3 ドクター相談

ドクター相談は獣医師による専門的な医療相談です。以下の点を必ず遵守してください。

重要 ドクター相談において「診断」「処方」「治療指示」に該当する行為は、獣医師法に抵触する可能性があります。オンライン相談の範囲を逸脱しないよう、常に意識してください。
第4章 サポーターの行動規範
SUPPORTER CODE OF CONDUCT

4.1 サポーターランク別の役割

ランク 対応可能範囲 主な役割
一般 一般サポーター テキスト相談のみ 基本的な相談対応、情報提供、傾聴サポート
シニア シニアサポーター テキスト+Zoom相談 深い相談対応、一般サポーターの指導、品質チェック
PRO PROサポーター 全チャネル+専門相談 専門領域(介護・ペットロス等)の対応、研修講師、ガイドライン改善提案

4.2 禁止行為

以下の行為は、ランクを問わずすべてのサポーターに対して厳格に禁止されます。

禁止行為 詳細
宗教勧誘 特定の宗教・信仰・スピリチュアルサービスへの勧誘行為
商品販売・営業行為 MIMITOTE公式ショップ以外の商品・サービスの推薦・販売
個人連絡先の交換 SNSアカウント、電話番号、個人メール等の交換(MIMITOTE外での接触)
金銭の貸借 利用者との間での金銭の授受、貸し借り
政治的発言 特定の政党・政治的主張の表明
差別的言動 人種、性別、年齢、障がい等に基づく差別的な言動

4.3 守秘義務

サポーターは、業務を通じて知り得た利用者の個人情報、相談内容、ペットの情報について、厳格な守秘義務を負います。退任後も守秘義務は継続します。

4.4 利益相反の回避

サポーターが獣医師、ペット関連事業者、保険代理店等の立場を兼ねる場合、利益相反が生じないよう適切に管理する必要があります。兼業状況は登録時に申告し、変更があった場合は速やかに報告してください。

第5章 ドクターの行動規範
DOCTOR CODE OF CONDUCT

5.1 獣医師としての倫理

MIMITOTEに登録するドクターは、獣医師法および関連法規を遵守し、獣医師としての高い倫理観を持って業務にあたります。

5.2 オンライン相談の限界の説明義務

すべてのオンライン相談において、以下の事項を相談者に明確に説明する義務があります。

相談開始時の必須説明事項 1. 本相談は医療相談であり、診断・処方を行うものではありません。
2. 触診・検査ができないため、対面診察とは異なる限界があります。
3. 症状が深刻な場合、速やかにかかりつけ医または最寄りの動物病院を受診してください。
4. 本相談の内容は、かかりつけ医への情報共有にご活用ください。

5.3 セカンドオピニオンの適切な提供

利用者がかかりつけ医の診断や治療方針について意見を求めた場合は、以下に留意します。

5.4 緊急時の対応

相談中にペットの容態が急変した場合、または緊急性の高い症状が認められる場合は、以下の手順で対応します。

1
緊急性の判断 — 症状の聴取から緊急度を評価
2
受診の強い推奨 — 「今すぐ動物病院を受診してください」と明確に伝達
3
最寄り病院の案内 — 夜間救急対応病院を含む情報提供
4
応急処置の情報提供 — 受診までの間に行える安全な応急処置のアドバイス
5
報告・記録 — 管理システムに緊急対応記録を入力し、LCに報告
第6章 エスカレーション
ESCALATION PROCEDURES

6.1 エスカレーションの基本手順

対応困難な状況が発生した場合は、一人で抱え込まず、速やかにエスカレーションを行ってください。

段階 対応者 対応内容
Level 1 担当サポーター 通常対応。自身の知識・スキルの範囲で対応。
Level 2 ライフコンシェルジュ(LC) サポーターからの引き継ぎ。専門的判断、他リソースの紹介。
Level 3 管理者(運営チーム) 重大案件の対応。法的対応、外部機関との連携。

6.2 エスカレーションが必要な場面

6.3 緊急通報が必要な場合

以下の状況が疑われる場合は、LCおよび管理者に直ちに報告してください。

緊急通報対象 動物虐待の疑い — 相談内容や状況から動物虐待が疑われる場合、動物愛護管理法に基づき、管理者を通じて関係機関への通報を検討します。

相談者の生命に関わる危険 — 自傷・自殺をほのめかす発言があった場合、いのちの電話等の専門窓口の案内とともに、管理者へ即時報告。

児童・高齢者虐待の疑い — 家庭内の問題が示唆される場合、関係機関への相談を案内。

6.4 メンタルヘルスリスクのある相談者への対応

ペットの病気や喪失を通じて、飼い主自身がメンタルヘルスの問題を抱える場合があります。

第7章 ペットロス対応
PET LOSS SUPPORT

7.1 ペットロスの段階理解

ペットロスは、大切な家族を失った悲嘆反応です。以下の段階を理解し、相談者が今どの段階にいるかを意識しながら対応してください。

段階 特徴 対応のポイント
否認 現実を受け入れられない 無理に受容を促さない。そばにいることを伝える。
怒り やり場のない怒り、自責 怒りの感情を否定しない。「当然の感情です」と受容。
取り引き 「もしあのとき…」という後悔 後悔の念を共有し、最善を尽くしたことを伝える。
抑うつ 深い悲しみ、無気力 日常生活への影響を確認。専門家紹介の検討。
受容 現実を受け入れ始める 思い出を大切にすることを肯定。新たな一歩を応援。
留意事項 これらの段階は直線的に進むとは限りません。行きつ戻りつすることが自然であり、「早く次の段階に進むべき」という考えは持たないでください。

7.2 禁句例と適切な声かけ

使ってはいけない言葉

  • 「また飼えばいいですよ」
  • 「もう忘れましょう」
  • 「ペットなんだから…」
  • 「寿命だったんですよ」
  • 「いつまでも悲しんでいても…」
  • 「他にも動物はたくさんいます」
  • 「気持ちはわかります」(安易な共感)

適切な声かけ例

  • 「〇〇ちゃんは幸せでしたね」
  • 「たくさんの愛を注がれていたんですね」
  • 「悲しいお気持ち、とてもよくわかります」
  • 「〇〇ちゃんとの思い出を聞かせてください」
  • 「泣きたいときは泣いていいんですよ」
  • 「いつでもお話を聴かせてください」
  • 「あなたは十分がんばりました」

7.3 専門機関への紹介基準

以下の兆候が見られる場合は、ペットロスカウンセリングや心療内科等の専門機関への紹介を検討してください。

第8章 研修・評価
TRAINING & EVALUATION

8.1 初期研修プログラム

新規登録のサポーター・ドクターは、活動開始前に以下の初期研修を修了する必要があります。

研修項目 形式 所要時間 対象
MIMITOTEの理念と方針 動画視聴+テスト 1時間 全員
本ガイドラインの理解 動画視聴+テスト 2時間 全員
傾聴・共感スキル研修 Zoom(ロールプレイ) 2時間 全員
システム操作研修 動画視聴+実操作 1時間 全員
ペットロス対応研修 Zoom(講義+演習) 2時間 全員
オンライン医療相談の倫理 Zoom(講義+討議) 2時間 ドクターのみ

8.2 定期研修(月1回)

活動中のサポーター・ドクターは、月1回の定期研修に参加する義務があります。

8.3 品質評価

サポートの品質を維持・向上するため、以下の評価制度を運用します。

評価方法 頻度 内容
利用者アンケート 相談終了ごと 5段階評価+自由記述。満足度・対応速度・共感度を測定。
モニタリング 月1回(抜き打ち) LCによるテキスト対応ログの確認、Zoom相談の録画レビュー。
自己評価 四半期ごと チェックリストに基づく自己評価レポートの提出。
総合評価 年1回 上記を総合し、ランク昇降格の判断材料とする。

8.4 フィードバック制度

評価結果は個別にフィードバックし、成長支援に活用します。

第9章 違反時の対応・改定
VIOLATIONS & AMENDMENTS

9.1 ガイドライン違反の報告

ガイドライン違反を発見した場合、または違反の疑いがある場合は、以下の手順で報告してください。

9.2 調査・処分

報告を受けた管理者は、公正かつ迅速に調査を行い、事実に基づいて処分を決定します。

処分レベル 内容 適用例
Level 1:注意 口頭または書面での注意 軽微なマナー違反、対応品質の一時的低下
Level 2:研修命令 再研修の受講を命じる 品質基準の継続的な未達、対応スキルの不足
Level 3:資格停止 一定期間の活動停止(1〜6ヶ月) 禁止行為への抵触、守秘義務違反
Level 4:除名 サポーター/ドクター登録の抹消 重大な違反、繰り返しの違反、利用者への重大な損害
処分の手続き 処分の決定にあたっては、本人への事実確認(弁明の機会)を必ず設けます。処分内容に不服がある場合は、通知から14日以内に書面にて異議申立てを行うことができます。

9.3 改定手続

本ガイドラインは、以下の手順により改定されます。

  1. 改定案の作成(管理者または品質委員会が起案)
  2. サポーター・ドクター代表への意見聴取(パブリックコメント期間:14日間)
  3. 品質委員会での審議・承認
  4. 改定版の公開・周知(施行日の30日前までに通知)
  5. 改定研修の実施

軽微な修正(誤字脱字、連絡先の変更等)は、管理者の判断により随時行うことができます。

9.4 お問い合わせ先

項目 詳細
ガイドラインに関する質問 MIMITOTE品質管理チーム(support-quality@mimitote.jp)
違反の報告 管理システム「違反報告フォーム」または compliance@mimitote.jp
改定に関する提案 品質委員会事務局(guideline@mimitote.jp)
処分に関する異議申立て クエストスフィア株式会社 コンプライアンス部(legal@questsphere.co.jp)

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「大丈夫。あなたとここにいる。」

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