!
EMERGENCY RESPONSE MANUAL
FOR PET OWNERS
+

もしもの時の手引き

ペットの緊急対応マニュアル

大切な家族であるペットに、もしものことが起きた時。
あわてず、落ち着いて行動するための手引きです。
いざという時にすぐ手に取れる場所に保管してください。

MIMITOTE

クエストスフィア株式会社

このマニュアルは印刷してご活用ください

緊急時に備え、冷蔵庫や壁に貼っておくことをおすすめします

EMERGENCY CONTACTS

緊急連絡先一覧(記入式)

! この欄を記入して、冷蔵庫など目立つ場所に貼ってください

事前に記入しておくことで、緊急時にパニックにならず迅速に対応できます。

1 かかりつけ動物病院
病院名
電話番号
住所
診療時間
2 夜間・救急動物病院
病院名
電話番号
対応時間
3 MIMITOTEドクター(オンライン相談)
相談窓口
会員番号
4 ペットタクシー
会社名
電話番号
5 家族・緊急連絡先
氏名①
電話番号
氏名②
電話番号
うちの子情報
名前
種類・犬種
年齢
持病・服薬
マイクロチップNo.
02
CHAPTER 01

急変時の初期対応

! まず、飼い主さんが落ち着くことが最も大切です

ペットは飼い主の不安を敏感に感じ取ります。深呼吸を3回してから行動しましょう。

緊急時 5つのステップ

意識の確認

名前を呼ぶ、体を軽くさする。反応があるか確認する。

呼吸の確認

胸やお腹の動きを目視。鼻先に手をかざし呼吸を感じる。

出血の確認

目に見える外傷・出血がないか全身を確認する。

病院に伝えること:

  • ペットの種類・年齢・体重
  • 症状がいつ始まったか
  • 現在の状態(意識・呼吸)
  • 持病や服用中の薬
  • 思い当たる原因
  • 到着までの所要時間
注意

意識がない、呼吸が止まっている、大量出血がある場合は、一刻も早く動物病院へ搬送してください。迷った場合はMIMITOTEドクターにオンラインで相談できます。

03
CHAPTER 02

症状別対応ガイド

呼吸困難
  • 口を開けてハァハァしている、舌や歯茎が紫色になっている場合は緊急性が高い
  • 首を伸ばしやすい体勢にし、気道を確保する
  • 横向き(右側を下)に寝かせ、頭を少し高くする
  • すぐに動物病院へ — 一刻を争う症状です
けいれん・発作
  • 周囲の家具や硬い物を遠ざけ、安全を確保する
  • 無理に体を押さえつけない — 噛まれる危険があり、症状も悪化します
  • 発作の開始時間を記録し、可能であればスマートフォンで動画を撮影する
  • 5分以上続く場合は直ちに病院へ。短時間でも初回の場合は必ず受診
重要

口の中に手や物を入れないでください。動画撮影は獣医師の診断に非常に役立ちます。

出血
  • 清潔なガーゼやタオルで傷口を圧迫止血する(5〜10分間)
  • 出血部位を心臓より高い位置にする
  • 止血しても滲む場合はガーゼの上からさらに重ねて圧迫を続ける
  • 大量出血・止まらない場合はすぐに病院へ搬送
嘔吐・下痢
  • 吐いた物・便の色、量、内容物(血液混入の有無)を確認する
  • 内容物をビニール袋に保管し、獣医師に見せる
  • 直後は無理に食事を与えず、少量の水だけにする
  • 繰り返す場合・ぐったりしている場合は脱水の危険あり — 病院へ
誤飲・誤食
  • 何を・いつ・どのくらい飲み込んだかを確認する
  • 絶対に無理に吐かせない — 尖った物や化学物質は吐かせると悪化します
  • 残っているパッケージや同じ物を持って、すぐに病院に連絡する
  • チョコレート・玉ねぎ・ユリ(猫)・キシリトールは少量でも危険
! 迷ったら、すぐに動物病院またはMIMITOTEドクターに相談

「様子を見よう」は禁物です。特に上記症状では、早期対応が命を左右します。

04
CHAPTER 03

熱中症・低体温

熱中症(高体温)

こんな症状が出たら熱中症を疑う

  • 激しいパンティング(開口呼吸)
  • よだれが大量に出る
  • 舌・歯茎が真っ赤になる
  • ふらつき・ぐったりする
  • 嘔吐・下痢

応急処置

  • 1

    すぐに涼しい日陰・室内に移動する

  • 2

    常温の水(冷水ではなく)で体を濡らす

  • 3

    首・脇の下・内ももに保冷剤をあてる

  • 4

    少量の水を飲ませる(無理強いしない)

  • 5

    応急処置と同時に動物病院へ連絡

注意

氷水に浸けると血管が収縮し逆効果です。常温〜ぬるい水を使いましょう。

低体温

こんな症状が出たら低体温を疑う

  • 震え・体が冷たい
  • 元気がなく、ぐったりしている
  • 歯茎が白っぽい・青白い
  • 呼吸や心拍が弱い・遅い
  • 意識がもうろうとしている

応急処置

  • 1

    暖かい室内に移動させる

  • 2

    毛布やタオルで全身を包んで保温する

  • 3

    湯たんぽ(タオルで包む)を体の横に置く

  • 4

    体温を測定する(正常:犬猫38〜39℃)

  • 5

    改善しない場合は動物病院へ

ポイント

ドライヤーの温風は低温やけどの危険。直接あてないでください。

季節ごとの注意点

夏(5〜9月)

散歩は早朝・夜間に。車内放置厳禁。アスファルトの温度に注意。水分補給をこまめに。

冬(11〜2月)

小型犬・短毛種は防寒着を。暖房器具のやけどに注意。屋外飼育は寝床の保温を。

梅雨・台風期

湿度による食中毒に注意。ストレスによる体調変化に気を配る。

05
CHAPTER 04

災害時のペット対応

! 災害時は「まず人命」。その上でペットも一緒に避難しましょう

環境省は「同行避難」を推奨しています。事前の備えが大切です。

避難グッズリスト

以下を「ペット用防災バッグ」にまとめ、すぐ持ち出せる場所に保管しましょう。

フード(最低5日分)
飲料水(最低5日分)
常備薬・処方薬
フードボウル・水入れ
キャリーバッグ・ケージ
リード・ハーネス(予備)
ペットシーツ・トイレ用品
タオル・ブランケット
ビニール袋・ゴミ袋
健康手帳・ワクチン証明書のコピー
ペットの写真(全身・顔)
飼い主の連絡先メモ
同行避難と同伴避難の違い
種類 内容 注意点
同行避難 ペットと一緒に避難所まで移動すること 避難所の中で一緒にいられるとは限らない。ペットは別スペースの場合も
同伴避難 避難所でペットと同じ空間で過ごせること 対応している避難所は少ない。事前に自治体に確認が必要
事前確認

お住まいの自治体に、ペット同行可能な避難所を事前に確認しておきましょう。複数のルートと避難先を把握しておくと安心です。

避難所でのマナー

ケージ・キャリーに入れる

他の避難者への配慮として、ペットはケージ内で過ごさせましょう。

鳴き声・臭い対策

ストレス軽減のため、普段使っている毛布やおもちゃを持参しましょう。

排泄物の処理

必ず飼い主が責任を持って処理。ペットシーツとゴミ袋を常備。

迷子対策

マイクロチップ

2022年6月より販売業者は装着義務化。既に飼っている場合も装着を強く推奨。動物病院で登録情報の確認を。

迷子札・鑑札

首輪に連絡先入りの迷子札を常時装着。犬は鑑札と狂犬病予防注射済票も義務。

06
CHAPTER 05

搬送の方法

緊急時、ペットを安全に動物病院へ運ぶ方法を知っておくことは、命を守る重要なスキルです。

搬送方法の選択

キャリーバッグ

小型犬・猫に最適。普段から慣れさせておくと、緊急時もスムーズに入れられます。

底にタオルを敷き、安定させる

毛布で包む

中〜大型犬、キャリーに入らない場合に。体を包み込むように優しく巻きます。

骨折の疑いがある場合は患部を動かさない

簡易担架の作り方

  • 1

    大きめのバスタオル・毛布・ダンボールを用意する

  • 2

    ダンボール板の上に毛布を敷き、ペットをそっと乗せる

  • 3

    毛布の端を持ち、2人で水平を保ちながら運ぶ。揺らさないよう注意

車での搬送時の注意点
  • 急ブレーキ・急発進を避ける
  • キャリーはシートベルトで固定する
  • 嘔吐に備えタオルとビニール袋を用意
  • 大型犬は後部座席で安定させる
  • 冬場は車内を暖め、夏場は冷房を入れておく
  • 骨折の場合は振動を最小限にする
ペットタクシーの利用

運転が困難な場合や、車がない場合はペットタクシーを利用しましょう。事前に連絡先を控えておくことが重要です(P.2の連絡先欄に記入を)。

  • ペットの状態と行き先を伝える
  • 大型犬の対応可否を事前確認
  • 深夜・早朝対応の可否を確認
MIMITOTEの夜間緊急タクシーサービス

MIMITOTE会員の方は、夜間緊急ペットタクシーサービスをご利用いただけます。ペットの容態に配慮した安全運転で、提携動物病院まで搬送いたします。

利用方法:MIMITOTEアプリまたはWebサイトから緊急リクエスト

搬送時の共通注意点

意識がない場合は気道を確保し、頭を少し高くして搬送します。痛がっている場合は噛まれる可能性があるため、口周りをタオルで軽く巻く場合もあります(呼吸困難時は除く)。

07
CHAPTER 06

終末期の急変

看取り期を迎えた大切な家族に寄り添うための情報です。つらい内容ですが、いざという時のために知っておくことが、後悔のない最期につながります。

看取り期の急変サイン

身体的なサイン

  • 食事・水分を受け付けなくなる
  • 呼吸のリズムが不規則になる
  • 体温が下がる(耳・足先が冷たい)
  • 痙攣・筋肉の動きが見られる
  • 排泄のコントロールができなくなる

行動のサイン

  • 一人になりたがる・隠れようとする
  • 反対に、飼い主のそばを離れなくなる
  • 名前を呼んでも反応が薄くなる
  • 好きだったものに興味を示さなくなる
  • 長時間目を閉じたままになる
自宅で看取る場合の対応
病院に行くべき判断基準
! 以下の場合は速やかに病院へ
  • 強い痛みのサインがある(鳴き声をあげる・体を丸めて震える)
  • 大量の出血激しい嘔吐がある
  • 呼吸が非常に苦しそうで、口を大きく開けている
  • 飼い主として「何かおかしい」と感じた時 — 直感を大切にしてください
MIMITOTEドクターへの相談

看取り期のお悩みは、MIMITOTEドクターにいつでもご相談いただけます。「病院に連れて行くべきか」「自宅で看取っても良いのか」など、獣医師がオンラインで丁寧にお答えします。深夜の不安な時間帯もサポートいたします。

08
CHAPTER 07

ペットが亡くなった時

大切な家族との別れは、何度経験しても深い悲しみを伴います。落ち着いて対応するために、事前に流れを知っておきましょう。

直後の対応
死後硬直について

亡くなって2〜3時間後から死後硬直が始まります。手足を自然な姿勢に整えるのは、硬直が始まる前に行いましょう。硬直は半日〜1日程度で徐々に解けていきます。

必要な手続き

葬儀社への連絡

  • ペット葬儀社・霊園に連絡し、火葬の予約をする
  • 個別火葬・合同火葬の選択
  • お骨の返却有無を確認
  • 費用・日程の確認

行政への届出(犬の場合)

  • 犬の場合、死亡後30日以内に届出が必要
  • 市区町村の窓口またはオンラインで届出
  • 鑑札と狂犬病予防注射済票を返納
  • マイクロチップの登録変更手続き

猫やその他のペットは届出義務はありませんが、マイクロチップを装着している場合は登録情報の変更をおすすめします。

保険・お見舞金の手続き

  • ペット保険に加入している場合は保険会社に連絡
  • 解約手続きと保険料の精算
  • 死亡診断書が必要な場合は動物病院に依頼
MIMITOTEみまもりお見舞金

MIMITOTE会員の方は、みまもりお見舞金の申請が可能です。申請フォームに証明書類(死亡証明書・領収書等)を添付してご提出ください。お見舞金審査委員会が審査の上、総合的に判断して支給の可否・金額を決定いたします。手続きのサポートも行っておりますので、お気軽にご相談ください。

09
EMERGENCY CARDS

切り取り式カード

以下のカードを切り取ってお使いください。財布・冷蔵庫・玄関など、すぐに確認できる場所に保管してください。

緊急時チェックカード(財布サイズ)

緊急時の5ステップ

深呼吸して落ち着く
意識・呼吸・出血を確認
安全な場所に移動
動物病院に連絡
搬送準備

絶対にやってはいけないこと

誤飲時に無理に吐かせる
けいれん中に体を押さえる
熱中症で氷水に浸ける
「様子を見よう」と放置する

緊急連絡先

病院:___________
夜間:___________
タクシー:________

自宅用 緊急連絡先カード(冷蔵庫に貼ってください)

かかりつけ病院

名前:______________
TEL:______________

夜間救急病院

名前:______________
TEL:______________

ペットタクシー

名前:______________
TEL:______________

家族連絡先

名前:______________
TEL:______________

MIMITOTE会員番号

No.:_______________
ドクター相談窓口:
MIMITOTEアプリから

外出時のペット情報カード(ペットシッター・預け先用)

ペットの名前:__________________
種類・犬種猫種:________________
年齢:________ 体重:________
性別: □オス □メス □去勢避妊済

持病・アレルギー:______________
服用中の薬:__________________
マイクロチップNo.:____________
かかりつけ病院TEL:____________

飼い主氏名:____________________

緊急連絡先TEL:________________

MIMITOTE — もしもの時の手引き

クエストスフィア株式会社 / MIMITOTE

このマニュアルの内容は一般的な応急処置の情報であり、

獣医師の診察に代わるものではありません。

10